今回は、デザインやWeb広告の現場でよく遭遇するお客様のタイプに着目し、それぞれに合った効果的な対処法を3つご紹介します。ロジック型、エモーショナル型、そして鶴の一声型のお客様の特徴や、プロジェクトを成功に導くコミュニケーションのポイントを解説します。
目次
- はじめに
- ロジック型のお客様
- ロジック型の特徴1: 定量的判断
- ロジック型の特徴2: 数字の重要性
- エモーショナル型のお客様
- エモーショナル型の特徴1: 感性での判断
- エモーショナル型の特徴2: 言語化の難しさ
- エモーショナル型への対処法1: コミュニケーションの強化
- エモーショナル型への対処法2: オーナーを巻き込む
- 鶴の一声型のお客様
- 鶴の一声型の特徴: 決済者との距離
- 鶴の一声型への対処法: 契約書の重要性
- さいごに: 共通のアドバイス
- 感情的にならないこと
- 対応コストと説得コストの天秤
はじめに
お客様のタイプを理解することは、デザインや広告のプロジェクトをスムーズに進める上で非常に重要です。今回は、ロジック型、エモーショナル型、そして鶴の一声型という3つのタイプを取り上げ、それぞれの特徴と具体的な対処法を紹介します。
ロジック型のお客様
ロジック型の特徴1: 定量的判断
ロジック型のお客様は、数値やデータを重視する傾向があります。プロジェクトの成果を測る際にも、売上やコンバージョン率など、客観的な数値に基づいて判断を下します。
- 意思決定が早い: 数値に説得力があれば、短時間で承認が得られる場合があります。
- 明確な目標設定: KPIを共有しやすく、ゴールが定量化されているため、プロジェクト進行がスムーズです。
ロジック型の特徴2: 数字の重要性
ロジック型のお客様は、個人的な好みよりもデータに基づく提案を好みます。デザインの美しさよりも、エビデンスに裏付けられた合理的な説明を求めます。
- 提案のコツ: グラフや統計資料を活用し、具体的なメリットを数値で示す。
- エラーや問題の対処: エビデンスをもとに迅速に解決策を提示すれば、信頼を得やすい。
エモーショナル型のお客様
エモーショナル型の特徴1: 感性での判断
エモーショナル型のお客様は、デザインや提案に対して自分の「好き」「嫌い」という感情で判断する傾向があります。数字やデータにはあまり興味がなく、見た目や雰囲気で評価を行います。
- 抽象的なフィードバック: 「これ、なんか違う」「もうちょっとかわいくして」といった、定量的には捉えづらい要望が多いです。
- 提案のアプローチ: 参考デザインを複数用意し、感覚的に合うかどうかを確認するのが効果的です。
エモーショナル型の特徴2: 言語化の難しさ
エモーショナル型のお客様は、自分の感情を具体的に言語化するのが難しい場合が多いです。そのため、「好き/嫌い」以上に深い説明が得られないことがあり、修正方針を決めるのが大変です。
- ヒアリングの工夫: 具体的なキーワードを引き出すために、質問を工夫する必要があります。色のイメージや、雰囲気を一緒に考えてみることが大切です。
- プロトタイプでのやり取り: デザインの段階的なプロトタイプを見せ、少しずつ方向性を合わせていくアプローチが有効です。
エモーショナル型への対処法1: コミュニケーションの強化
エモーショナル型のお客様との円滑なコミュニケーションには、頻繁な接触が欠かせません。小まめな進捗報告や対面での打ち合わせを通じて、イメージの齟齬を早期に発見し、調整を行います。
- 進捗報告のタイミング: 週1回以上が望ましい。
- 多めのデザイン案: 普通のクライアントなら2、3案で十分でも、エモーショナル型の場合は8案ほど用意するとスムーズ。
エモーショナル型への対処法2: オーナーを巻き込む
大事な意思決定が行われる場合、プロジェクトオーナーを早めに巻き込むのも有効です。エモーショナル型のお客様が抽象的なフィードバックをしても、オーナーの最終判断がプロジェクトをスムーズに進める手助けになります。
- オーナーの同席: 定期的なミーティングにオーナーを参加させ、重要な局面での決定を迅速化する。
- オーナーの好みを把握: オーナーの意見が最終的に優先されることが多いため、オーナーの好みや意向を理解することが大切です。
鶴の一声型のお客様
鶴の一声型の特徴: 決済者との距離
鶴の一声型のお客様は、担当者とは別に最終的な決済を下す上司やオーナーが存在します。この上司がプロジェクトの方針を一変させる「鶴の一声」を発することがあります。
- 担当者とのコミュニケーション: 担当者がいくら頑張っても、上司の一言で方針転換が起こる可能性がある。
- 上司との接点: 直接会う機会が少ないため、意図を正確に把握するのが難しい場合も。
鶴の一声型への対処法: 契約書の重要性
鶴の一声型のお客様には、契約書をしっかりと整備しておくことが特に重要です。修正回数や要望の範囲を明確に定義することで、突発的な要求に備えられます。
- 修正回数の制限: 修正の範囲と回数を契約書に明記しておく。
- 期待値の統一: 何をやるのか、やらないのかを明確にし、相手との意識の齟齬を防ぐ。
さいごに: 共通のアドバイス
どのタイプのお客様であっても、最終的には落ち着いた態度が重要です。感情的にならず、プロとしての姿勢を保つことで、信頼関係を築きやすくなります。
感情的にならないこと
お客様が感情的になる場面でも、プロのデザイナーやエンジニアは冷静さを失ってはいけません。感情に流されると最適な判断ができず、結果的にプロジェクト全体に悪影響を及ぼします。
対応コストと説得コストの天秤
最後に、対応コストと説得コストのバランスを考えることが大切です。無理にすべてを受け入れるのではなく、どのタイミングで妥協し、どの部分は断るのかを見極めることが成功につながります。
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