プログラムを始めたきっかけ
セイト: プログラミングを始めたきっかけやタイミングは、今お話しいただいた大学での勉強からですか?
中野さん: いえ、ちょうどコロナの時期で時間ができたというのもあったんですけど、大学生って将来の職業選択を考える時期じゃないですか。そのときに自分の得意なこと・不得意なことを考えて、プログラマーという職種がいいんじゃないかなと思って始めました。
セイト: 最初は薬学部に入っていたけれど、いろいろやってみる中でエンジニアの方向だなと思って、進路を変えようと。
中野さん: そうですね。最初から「プログラマーになるぞ」という感じではなくて、プログラミングが流行っているし、もしかしたら自分に向いているかもな、という気持ちで独学で少しやってみた、という感じですね。
受講前の悩み
セイト: SiiDに来てくださった時点で、すでに独学でかなり勉強されていた印象なんですけど、独学時代の悩みはありましたか?
中野さん: そうですね。当時はJavaをやっていて、その後に大学院に入ってRをやったんですけど、Javaはともかく、Rってプログラミングっぽくないんですよね。
セイト: そうですね。統計解析寄りですもんね。
中野さん: そうなんです。本当に統計の実習のような感じで。そんな中でWebアプリとか、他にもいろいろな技術を耳にするんですけど、「それってどうやって作るんだろう」と。知識だけなら、今は動画でも書籍でも教材がたくさんあるので勉強はできるんですけど、それをどう使うんだろうというところが分からなくて、そこが悩みでしたね。
セイト: よくある話ですね。プログラミング言語だけを学んでも、実際にアプリケーションを作ろうと思ったらあれもこれも組み合わせなければいけなくて、それってどうやるんだっけ、というところで詰まりやすいです。
SiiDを選んだ理由
セイト: 他にもスクールがある中でSiiDを選んでくださったと思うんですけど、理由はありますか?
中野さん: 学習は自分でするから、指針を教えてほしかったんです。SiiDは自分から学びに行くスタイルで、セイト先生との1on1で「次はどうしたらいいか」という指針を示してくれるじゃないですか。そういうコースだったからこそ、SiiDを選びました。
セイト: 中野さんはSiiDの1期生なので、お付き合いもだいぶ長いんですよね。あのタイミングで来てくださる方はレベルが高くて、「指針さえ示してくれたら、あとは自分でやります」というのはなかなか言えることではないです。実際、中野さんは手がかからなかったというか、バリバリ進めてくれていた印象ですね。
SiiDを受講した感想
セイト: 実際に受講してみて、忖度なしでどうでしたか?
中野さん: 最初に望んでいた「指針を示してくれる」というところは、ばっちり満たせました。それに加えて、プラスアルファのアドバイスをいただけたのが一番大きかったです!いろいろな人を見てきたセイト先生だからこそできるアドバイスだったのかなと思いました。
セイト: ありがとうございます。大学生や新卒の方からのご相談も受けるのですが、中野さんの場合は、進学するのか、卒業してすぐ就職するのか、あるいはインターンをやってからなのか、というところをご相談させてもらって、まずは長期インターンの獲得を目指しましょう、という方針にしましたね。結果的にAI・製造系のスタートアップに内定して、長期インターンをやっていただきました。
インターン先での仕事内容
セイト: インターン先ではどんな仕事をしていたんですか?
中野さん: SiiDではポートフォリオとしてWebアプリを作ったんですけど、インターン先に入ったときは、最初はC#エンジニアとして採用されて、C#でのチーム開発をしていました。あと、そこはIoTも使う会社だったので、C#のソフトでIoTを制御する仕事もありました。技術的な話をすると、マルチスレッド(複数の処理を並行して動かす仕組み)のあたりもすごく使いましたね。
セイト: 個人開発ではなかなか出てこないパターンですね。
中野さん: そうなんです。個人開発のレベルでは経験できないことを学ばせていただきました。あとはチーム開発なので、デザインパターン(よく使われる設計の型をまとめた定石)についても、上司の方がすごく詳しくて教えてもらいました。IoTを使う分、メモリのこともすごく気にしないといけないので、コンピュータサイエンスの知識も必要でしたね。
セイト: インターンとは思えないレベルの高さを感じます。
中野さん: 上司の方がすごく優しくて、インターン生だからといってつまらない仕事をさせるのではなく、僕より少しだけレベルの高い仕事を少しずつ与えてくださるんです。
セイト: それはすごいですね。
中野さん: その後、もともと数学が好きだったので、先ほどのAI系、それこそ深層学習や統計的な解析をやる部署もあって、「そこに行きたいです」と思い切って伝えて、データサイエンスのほうに移らせてもらいました。
セイト: 合計で1年半くらいですか。
中野さん: そうです。半年ほどC#エンジニアをやって、あと1年はデータサイエンティストのインターンをやっていました。
セイト: 結構長いですね。
就活の感想
セイト: インターン先からもオファーをもらったと聞きましたが、結局どちらに行かれたんでしたっけ?
中野さん: SIer(顧客企業のシステムを受託して開発する会社)です。インターン先とは違う会社に行きました。
セイト: 新卒で就活をしてみて、振り返るとどうでしたか?どういう軸で、何社くらい受けて、どう決めたのか教えてください。
中野さん: まずIT系というのは結構固まっていて、その中で多かったのはWeb系の会社とデータサイエンスの会社でした。Web系の会社は何社か受かっていて、データサイエンスの会社も少しだけ受かりました。ただ、自分はやっぱり数学が好きだったので、数学に絡んだ開発をしたい。一方で、データサイエンスに完全に寄った仕事もあまり好きではなくて。数学も扱いつつシステムも開発できる会社が今のSIerだと思ったので、今の会社にしました。
セイト: 珍しいですよね。SIerというと自分たちで開発をしないパターンもありますが、中野さんのところはいろいろやるという感じなんですね。
中野さん: そうですね。製造業向けのSIerなので。
セイト: 何社くらい受けたんですか?
中野さん: それが、就活1ヶ月でそのSIerに決まったんです。
セイト: 早くないですか?
中野さん: 就活を始めるのがすごく遅かったので…。SIerの会社が決まったときには、もう最終選考まで行っている会社が何個かあって、そこはお断りを入れて、という感じですね。
セイト: 始めたのは遅かったけれど、決まるまではそんなに時間がかからなかったと。
中野さん: そうですね。そんなに大きい会社を受けていないのであれですけど、ポンポン受かったなという感じはします。
SiiD受講後の変化
セイト: 受講する前と、実際にやってみて卒業した後とで、ここが変わったな、この考え方が変わったな、このスキルがついたな、というものはありますか?
中野さん: プログラミングをどういうふうに学んでいくのか、そして身につけた知識をどういうふうに活用していくのか、という実践的な知識をアプリ開発の中で学べました。そこが受講前と受講後で変わった部分だなと思います。
セイト: ポートフォリオを作るのは初めてでしたか?
中野さん: そうですね。
今後の展望など
セイト: 会社に入ってまだ研修中なので分かることと分からないことがあると思いますが、今後どんなキャリアを歩んでいきたいか、こんな仕事をしてみたい、というものはありますか?
中野さん: まず、自分の好きな数学は大事にしていきたいです。その中でエンジニアとして、1つ1つ目の前のことをしっかりやりたいので、将来的にどうしようかというのはまだ考えていないですね。
セイト: 謙虚ですね。
中野さん: 一旦、一人前を目指して頑張りたいなと思っています。
読者さんへのメッセージ
セイト: 最後にメッセージをいただきたいです。中野さんのように院生の方や理系の大学生で、キャリアをどうしようか迷っている方も結構いらっしゃると思うので、自分と近い属性の人が読んでいるとしたら、どんなメッセージがありますか?
中野さん: まず、自分と同じ院生の人には「研究をしっかりやってください」と伝えたいです。やっぱり研究は大事です。
そのうえで、いろいろ考えてエンジニアになりたいと思ったときに、独学で勉強する方法もあれば、プログラミングスクールに入る方法もあります。ただ、独学はあまりおすすめしていなくて。自分も独学の時期が長いんですけど、大学受験と違って学ぶことがはっきりしているわけではないので、「この問題が解けたら分かりますよ」というものではないんです。本屋に行っても、いろいろな技術書がずらっと並んでいますし。
セイト: 選択肢が多いですよね。
中野さん: そういう中で指針を示してくれる人がいるという意味で、エンジニアになるのであればプログラミングスクールには入るべきだと思います。そのうえで、世の中にあるプログラミングスクールをそんなに知っているわけではないんですけど、受動的に学ぶ人よりも、自分から学びに行った人のほうが本当の意味で力がついているなと思います。それができるのがSiiDだなと思います。
セイト: ありがとうございます。僕らも今は学びやすい形にしていっているので、比較的受け身の方も背中を押すような仕組みにはしているんですけど、なるべくそういう姿勢で来てもらったほうが伸びる、というのは確かにおっしゃるとおりです。
中野さん: そうですね。自分から積極的に行動を起こして、セイト先生との1on1も含めて、自分から積極的に行ける人がSiiDに向いているのかなと思います。
セイト: 1人で考えているより、僕に聞いてもらったら一瞬で解決することがいっぱいありますからね。
中野さん: 本当にそうなんですよ。
セイト: その時間をパッと使って前に進んでもらったほうが効率がいいですから。
今回は中野さんにお越しいただきました。中野さん、ありがとうございました!
中野さん: ありがとうございました。
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